べっく日記

偏微分方程式を研究してるセミプロ研究者の日常

夏休みに読みたい漫画4選。

7月も終盤に差し掛かり、学生も社会人も、夏休みも間近って人は多いと思う。

 

では、夏休みどこか出かけようと思っても、連日の猛暑で出かける気が失せてしまうかもしれない。そこで、ここでは、インドアでも楽しめる、漫画を紹介することにして、夏休みの楽しみ方の一つを提案したい。

 

ここでは、「面白い」漫画を紹介したいと思う。特に、ワンピースやコナンといった、めちゃくちゃ長くて面白いものは避け、短いくて面白いけど、それほどメジャーでないものを紹介しようと思う。チョイスは完全に私の好みなので、合わなかったらごめんなさい。

 

1. 神様のバレー

バレーボールの漫画。万年1回戦負けの中学校に実業団バレーボールチームの凄腕のアナリスト(試合分析のプロで、監督に作戦を提案する人)阿月がやってきて、1年で全国制覇を目指す漫画。阿月は中学校の全国制覇と引き換えに全日本男子バレーボールチームの監督を約束され、一生懸命(?)指導して、万年1回戦負けの中学校を鍛え上げていく漫画。

 

スポーツ漫画にありがちな、「友情」「努力」「根性」とは程遠い漫画で、スポーツ漫画っぽくないスポーツ漫画。いかに勝つかにフォーカスされていて、強かな(ずる賢い)作戦がいろいろある。とはいえ、バレーボール未経験者でも楽しめるのがこの漫画のいいところだと思う。個人的には、ハイキューよりも面白いと思う。

 

2. ライアーゲーム

LIAR GAME (1) (ヤングジャンプ・コミックス)

LIAR GAME (1) (ヤングジャンプ・コミックス)

 

この漫画はお金を掛けた「ゲーム」をする漫画。ゲームに負けたからといって賞金が必ずしもマイナスになるわけではないし、逆に勝ったからといって賞金が必ずプラスになるわけではない、というのがこの漫画の面白いところである。ゲームを進めていく上で、交渉力が問われるわけだが、この交渉がなかなか面白い。頭を使わないと読んでもわからないところはあるけれども、デスノートほどではないと思う。この手の漫画は途中グダッてしまうことが多いが、この漫画は最後までしっかり楽しめる、希少な漫画だと思う。

 

実は、10年くらい前にドラマ化されているが、原作(漫画)を読んだことがあるって人は少数な気がする。ドラマはドラマで面白いと思うけど、個人的には漫画の方をオススメしたい。というのも、ドラマと漫画でコンセプトもシナリオもかなり異なる気がする。

 

3. 自殺島

自殺島 1 (ジェッツコミックス)

自殺島 1 (ジェッツコミックス)

 

自殺未遂常習者が無人島、自殺島を舞台に、命と向き合いながら生きていくお話。簡単に言ってしまえば、サバイバル漫画ということになるけど、そんな単純なストーリーではないのが、この漫画の面白いところ。

 

自殺島は国の管轄外の島なので、ある意味無法地帯。そこで、互いがうまく生きていくためにさまざまなルールが出来上がる。「ああ、こういう風にして村ができ、国ができあがったんだな」と思わせられる点もこの漫画のおもしろさの一つ。命の尊厳さ、生きることの意味を(暗に)説いてくれる、そんな漫画。一生に一度は読んでおきたい。

 

4. 瑠璃宮夢幻古物店

瑠璃宮夢幻古物店 : 1 (アクションコミックス)

瑠璃宮夢幻古物店 : 1 (アクションコミックス)

 

不思議な力を秘めたさまざまな古物をテーマとする漫画。一つの古物をテーマに、ストーリーがだいたい1〜2話で完結する漫画。イメージ的にはドラえもんに近いけども、ドラえもんと異なる点は、この漫画の方が人間の腹黒さが現れている点だと思う。ドラえもんの場合は笑えるバッドエンドが多いけども、この漫画の場合は、笑えないバッドエンドが多い。

 

また、古物を通じて、「幸せとは何か」「人間関係の大切さ」などが書かれている気がする。ストーリーの展開が読めそうで読めないのがこの漫画のおもしろさかもしれない。あまりメジャーではないけれども、ぜひ読んでほしい漫画。一度読んだら病みつきになると思う。

 

 

暑い日が続いていますが、体調には気をつけてお過ごしください。では。