べっく日記

偏微分方程式を研究してるセミプロ研究者の日常

イギリス滞在記 part 0。

今年の9月9日から12月16日までイギリスに派遣されることになりました.今日からだいたい1~2週間に1度のペースで,その滞在記をここに記録しておこうと思います.ちなみに,参加するプログラムの関係上,観光するヒマは全くないと思うので,「滞在記」といってもプログラムに参加した感想や勉強した内容の紹介で終わるような気がします.ご了承ください.


今回参加するプログラムはイギリスのインペリアル・カレッジ・ロンドンとレディング大学が共催する Mathematics of Planet Earth の EPSRC Centre for Doctoral Training というプログラムです.ちなみに,インペリアル・カレッジ・ロンドンの学生として参加します.


URL: Mathematics of Planet Earth | EPSRC Centre for Doctoral Training


このプログラムは博士課程の学生を対象としたプログラムです.本当は数年単位(?)のプログラムらしいですが,今回は Term 1 だけ参加することになりました.Term 1 では,基礎科目(偏微分方程式や数値解析などの基礎)の講義がたくさんあって,Term 2 以降にいろいろ研究をスタートするという感じらしいのですが,私は勉強して終わるだけかもしれません.しかし,専門外の講義を受講することは研究の幅を広げるという点から考えると有益であるように思えます.また,時間に余裕があれば,個人的に先生にアポを取って研究について議論できればいいなと思っていますが,まず英語でコミュニケーションが取れるのだろうかが怪しいです.


さて,滞在記をいろいろ書く前に,ここまでの準備だったり,これからの移動についてまとめておこうというのが,今回の記事の趣旨であります.



【滞在場所の確保について】

去年はドイツのダルムシュタットに2ヶ月滞在していました.その際の滞在場所は,受け入れ先の大学のポスドクの方などが手配してくれたので,何も困ることはありませんでした.しかし,今回のイギリス派遣の場合は,滞在先は自分で確保してねといわれてしまったので大変苦労しました.今回は3ヶ月ちょっとという長い滞在なので,ホテルでの滞在は諦めました(ロンドンは物価が高い).では,学生寮に入れるかなあって思って尋ねてみたところ,契約が1年単位なのでこれも断念.もちろん,アパートも借りることができないので,途方に迷っていました.


そこで,苦肉の策として,Airbnb を通じで民泊することになりました(予定).予定というのは,9月10日から21日まではロンドンではなく,レディングに滞在するためです.というのも,この期間は Kick Off Camp という何やらオリエン合宿のようなものがレディング大学であるからです.この Camp が終了した後,ロンドンに移動するというわけです.はじめての民泊で正直不安しかありませんが,たぶん何とかなるでしょう(?)



【入国に必要な書類】

書類に不備があると強制送還されるので,たとえ日本人であったとしても注意が必要です.6ヶ月未満の滞在だったので,私が見せた書類は以下の通りでした:

・入学許可証(大学発行のもの)

・ATAS Certificate(ちゃんと勉強しますよみたいな証明書)

・Guarantee Letter(滞在にかかる費用はSGUが負担しますよみたいな書類,滞在費用証明書の代わりに)


で,いまこの記事がちゃんと更新されているということは,無事入国できたわけです.入国審査の際,入学許可証にプログラムがいつ終わるのか書いてないよと言われてあたふたしてましたが,Gurantee Letter に今年の12月まで,と書いてあったので事なきを得ました.


さて,レディングに向かうには電車がいいのかなあって思って駅に向かったら,案内のおじちゃんにバスの方がいいよと言われました.私はターミナル5に到着したのですが,その south point の近くにバスのチケット売り場があります.目的地のレディングまでは片道24ポンドで,バス乗り場は 9番です.

というわけで,これからバスに乗ろうと思います.とりあえず今回はこの辺りで失礼します.では.