べっく日記

偏微分方程式を研究してるセミプロ研究者の日常

イギリス滞在記 part 12。

イギリス滞在記,と書いておきながらただの日記になっている気がします.もはやイギリスでも何でもない気がします.滞在記を振り返ってみると苦労した話と数学の話,そしてたまに夕飯の話しかしていないような気がします.本当ならばもっと「楽しい」話をするべきなのでしょうが,残念ながらネタがありません.私はいつもネタにされてばかりなのにおかしな話です.これからはネタにされる人生よりネタになる人生を歩みたいなと思います.


前回の記事はこちら:

watanabeckeiich.hatenablog.com


目次:

11月25日(Day 78 / 98)

昨日はブログを更新する前に寝てしまったので,朝起きた後はブログを書いていた.更新時間が,日本時間の夜になったのでそのため.最初は2週間くらいに一度てきとーに更新できればいいや,って思っていたけど,キックオフキャンプ(Part 1 参照)のときから(つまり渡英してからほぼ毎日)夜ひますぎてブログを書き溜めていたら週1更新がデフォルトになってしまった.ここ数週間はブログに書くこともないなあとか思っていたけど,(ありがたいことに!)いろんな人が弊ブログを閲覧してくださっているようなので,今後も頑張って更新しよう.なんだかんだ残り数回だしね.


さて,ブログを書いた後は大学に向かった.散歩するのもありかなあって思っていたけど,散歩する場所が浮かばなかったのと,友人に頼まれたお使いはお店が高級すぎるので躊躇してしまった.昨日行った別の店舗とはいえ,財布の中がほぼ空っぽのまま,2日連続で高級なお店に行けるほど強靭なメンタルをもっていなかった.そう,私メンタルが弱いのである.研究集会の発表とか「いつも」緊張しているしね.年明けに(初の)学外での招待講演が1時間半あるのにどうしよう.緊張しすぎて爆発しそう.てか,そろそろその準備しなきゃな.


大学に着いた後は,図書館へ.常微分方程式の本を数冊借りた.図書館,日曜日であるにもかかわらず人がたくさんいた.感覚的には半分くらい中国人(っぽい人)だった.人を見た目で判断するのは良くないし,中には香港人や台湾人もいるだろうから(っぽい)ってつけてみた.みんなすごいなあ.ぜひ優秀になって「世界の」科学技術の発展に貢献してほしい(注:Imperial college は理工医の学部からなる大学).


今日はスペクトル分解についていろいろ調べた.ただ,知りたいことを知ることはできなかった.スペクトル分解と固有射影の関連はほぼわかったけど,逆行列との関連は不明なまま.もっと言えば,Green 関数(Green 行列)の導出の仕方がわからない.もちろん,ふつうは,初期値を「代入」することで得ることはできるけど,私が興味をもっている方程式の場合はそのアプローチが機能しないんだよなあ.K先生とS先生の論文を見る限りでは逆行列から「一発で」求めている気がするけど,単に私が何か勘違いしているだけだろうか.


夕方はジムに行った.案の定空いていて良かった.良い気分転換.いま思ったけど,ジムに行くのとブログを書くこと以外にちょうどいい気分転換の方法が見当たらないな.ちなみに,毎回恒例の体重測定は,前回に比べて微増(+0.4kg)だった.なんかハンバーガーを食べるようになってから体重が減らなくなったな.やっぱりハンバーガーは太るんだな(確信).


さて,日曜日はパブのステーキが安いということで,最寄の駅の近くのパブにやってきた.ところが,初めて年確された.いままでされなかったのに.年齢を確認できるものの提示を求められたけど,パスポートを持っていなかった.学生証に生年月日書いてないの,地味に困るな.結局,今回だけだぞ,みたいな感じで入ることができた.


14oz のステーキ.味はまあまあ.コーラもついて11.3ポンドって安いと思う.いきなりステーキよりも安い.帰国前にもう一度食べたい.


帰り道,お弁当用のニョッキを買いにTescoに寄った.レジの近くに安いワインが置いてあって,クリスマスっぽい感じだったので買ってみた.


この日はちょっと疲れていたのでワインを開けることなく寝てしまった.おいしいのかな(フラグ).


11月26日(Day 79 / 98)

午前中は,逆行列についていろいろ考えていた.ようやく,固有射影と逆行列の関連(というよりはからくり)がわかった.単に特性多項式を部分分数分解しているだけだった.いやー,賢くないと時間を浪費してしまうの,良くない.もっと賢くなろう.


午後はPDE......という名の微分幾何の講義.今日もハミルトン原理について扱った.微分形式がバンバン出てきて「あれ?講義の中で定義とか説明されたっけな」とか思っていたら,講義の中盤くらいに誰かが「その記号ってなんですか?」って質問した.やっぱり,定義とかは説明されていなかったらしい(注:一応講義は聞いているけど,必ずしもすべてを聞き取れているわけではない).今日も(?)オイラー方程式を導出したところで講義が終了した.熱伝導とか粘性は考えないのかあって思ったけど,こういう類は「摩擦」のようなものだから,運動の「構造」を理解する上では本質的でないってことなのかな.微分幾何とか解析力学の心,よくわからない.


講義の後,みんな「最初の20分は丁寧でわかりやすかったけど,その後は別世界をみているようだった」みたいなことを言っていた.やっぱりそうだよなあとか思いつつも,先生の講義を「評価する」のが当たり前なんだなって思った.私は講義は勉強する上での「ヒント」を得る機会だと思っていたけど,どうやらみんな講義の中で「すべて」を理解したいらしい.高校までならともかく,大学以降は無理なんじゃないかなあって思うけど,そう思っている学生は結構多い気がする.将来講義することになったら気をつけよう.


講義の後は午前中わかったことをまとめ,ブログの記事として公開した.

watanabeckeiich.hatenablog.com


その後は新たにわかったこととかを LaTeX にまとめていた.線形化問題の解の評価については,頑張れば帰国前には終わるかもしれない......けど,(結果的に)クソみたいな pdf ファイルを先生に送りつけるのはやめたい.てか,先生ファイルを見ていない気がするんだよな.やっぱり,途中経過ではなくて,「結果」が求めれている気がする.イシューからはじめよにも書いてあるように,

プロフェッショナルの世界では努力は一切評価されない.すべての仕事は結果がすべてであり,この結果があるレベルの価値に到達しないと,その仕事はいかなる価値ももたず,多くの場合マイナスになる.

なんだよなあ.そういえば,昔,自己啓発 bot@overwhelming_gr を作ってみたけど,ツイート内容のバリエーションがまだ限られているんだよな.年末年始に増やそうかな.なので,みんなフォローしてね.


帰宅後,昨日買ったワインを飲んでみたけど,甘い.甘すぎる......ひょっとして買ったのはワインじゃなかったのか?と思ってワイン見たらシナモンとかが入っているっぽい.いくら安いワインとはいえ,シナモンは入れなくない??って思ってたら,買ったのはグリューワインだった.そう,ラベルに書いてあった Mulled wine の意味を知らなかったのである.Google 先生によると温めて飲むものらしいので,温めて飲んでみた.飲むのは初めてだけど,まあまあおいしかった.でも,個人的にはふつうの赤ワインの方が好きかな.


Facebook を見ていたら,若手セミナーで知り合った東大の同期の O 君がいまイタリアのピサ高等師範学校で修行してそこで学位をとるつもりらしい.なんと学食がタダでしかもおいしいらしい.うらやましすぎる.でもイタリア語に苦戦しているらしい.海外で生活するのは大変だよなあって思う.個人的にはもう海外には住みたくないな.いま振り返ってみると,人生の半分くらい海外(主にアジア)なのか.私は日本(できればそこそこの都会)に住みたい.まあでも,英語がつらいとか言っている場合ではないな.まずは英語だけでも頑張ろう.


11月27日(Day 80 / 98)

とうとう渡英80日目.いままでに比べると一気に「終わり」が見えてきた気がする.帰国まであっという間なんだろうな.


研究分野が似ている人のホームページはだいたいブックマークしてあるんだけど,朝,ふと柿澤先生のホームページを開いてみた.いままで気づかなかったけど,数学の学習過程が載っていて面白かった.

リンク:Study Skills


これによれば私はまだ数学ができる状態じゃないんだなあって感じがする.というより,分かっているかすら怪しい.もっと頑張ろう.


今日はまず数値解析のレポートに取り組んだ.レポートめんどくさいなあとか思っていたけど,差分法の基礎(の基礎)をある程度理解できるようになったというのはロンドンに来てからの収穫かもしれない.将来役に立つかはわからないけど.まあ,レポートを無事(?)書き終えることができたので良しとしよう.


午後は確率・統計の講義.今日もベイズ統計についての解説.今日の講義は主に論文の解説だった.

www.sciencedirect.com


個人的には,講義前に「今日の講義ではこの論文について扱うよ」みたいなメールがほしかった.事前に印刷できたわけだし.まあ,もしかしたら講義直前に先生が思いついただけってことなのかもしれない.


講義の後は研究を進めた.といっても,行列の計算をしただけ.逆行列の表示がフィーリングとマッチしないなあと思ったら,案の定計算が間違っていた.もしかしたら書き間違えただけかもしれない.仕方ないので,全部やり直した.そしたら,「よい」計算結果を得たと思う.勘違いでないことを祈ろう.


帰宅後はちょっと横になって,たまには本でも読んでみようかなって立ち上がったら,(本当に)その瞬間に共同研究者からメールが来た.案の定(?)「あの件はどうなった?」みたいなメールだった.やばいなあ最近考えていないよとか思いながらメールを読み進めるとメールの最後に

I guess you can decide in approximately half a page of calculation whether this idea works or not.

と書かれていた.ということで,今週はいま取り組んでいる課題の時間を少し減らして共同研究も進めよう.何事もポートフォリオが大切.とか思っていたら寝落ちしてしまった.たぶん思っているよりも身体は疲れているみたいだ.まだ火曜日なのに.


11月28日(Day 81 / 98)

ロンドンに来てから毎朝 arXiv からのメールチェックが日課になっているけど,理科大の同期 K 君がまた論文を投稿したようだ.研究はレースでもなければバトルでもない(はず)だけど,同期がどんどん研究が進んでいる中,研究が思うように進んでいない自分が嫌になってくる.修士課程を1年で修了した「元」同期の H 君も今年度で学位取るみたいだし.なんか私を除いて,(他大学も含めて)同期が優秀すぎる気がするんだよな.はたして自分は博士課程に進学してよかったのだろうか......まあ,気にしても仕方ないし,私はマイペースにできる限り頑張ろう.


ところで,ブログのアクセス数がこの日,月10000アクセスを突破したようだ.たぶん久しぶり(ここ数ヶ月は9000くらいだった気がする).でも,私はブログよりも論文を書きたい人生だった.頑張らねば.英語がつらいとかレポートがつらいとか言っている場合ではない.


今週の水曜日も先週に引き続きインペリアル.朝は少しゆっくりできた.でも来週はレディングに行かなきゃいけないんだよな.


午前はPDEのチュートリアル.リー微分とかの説明と先生が配布した演習問題の解説.ほぼ微分幾何.やっぱり定義とかから丁寧に説明されれば理解できるよね,って感じだった.実際にみんなもそう言っていた.


その後は隣の部屋で行われていた研究集会に参加.Sebastian Reich 先生と Etienne Mémin 先生の講演を聴いた.正直よくわからなかった.統計とかの話だったと思う.学生(Cohort Echo)が参加するということを事前に知らされていたので,学生にもわかるように説明しますって言ってたけど,私はわからなかった.もっと賢くなりたい人生だった.


午後は Communications workshop のお時間.英語ができない私にとってとてもつらい時間である(Day 02, 25, 53 / 98 参照).でも,今日はいよいよ(?)自分の研究を他人に伝えようみたいな感じだったので,意外とふつうに話せた.今日は全くつらくなかった.今回学んだことは,

1. 研究を他人に説明する場合は,その人の「レベル」にあった話し方をすること.

2. 発表はタイトル,つまり「つかみ」が大事.

3. 限られた時間の中で何を「一番」伝えたいかを考えること.ただし,聴衆が理解できるような内容であること.

4. 発表するときは「感情的に」なる必要はないが,ユーモアは必要(というより有効).

の4つ(いずれもアクティビティーを通じて学んだこと).当たり前かもしれないけど意外とできないんだよな.みんなは3月くらいに3分の「プレ」修論発表会があるらしいので,それに向けての説明が多かった.この発表会はほかの研究科とのコンペらしく,優勝者は来年の11月ベルリンで行われるコンペに参加するのだとか.そういえば,先生が「発表するるときナーバスになっている人は手をあげて?」って聞いたら8割くらいの人が挙げていて意外だった.キックオフキャンプの最終日の発表ではみんな堂々と発表していただけに意外だった.それでも堂々と発表しているように見えるのは発表練習の賜物なんだろうな.


そういえば,先生が話している途中で,フィリップ君が「マルティンだ!!」っていきなり叫んだので,何事かと思ったら,フィールズ賞受賞者のマルティン・ハイラーが研究集会に来ていたらしい.ドア越しに見えたとのこと.残念ながら私は席の場所的に見えなかった.残念というか残念すぎる.でもなんでいるんだろうと思って調べてみたら,彼は今インペリアルに所属しているみたい.知らなかった.ちなみに先生とインペリアル(学部)出身の学生は「ああ,彼は最近インペリアルにやってきたよね」みたいな感じだった.フィールズ賞受賞者がふつうに大学にいる,これが(QS)世界ランキング8位の大学か.すごいな.


さて,この日,私を除いて17人いるはずの学生のうち(たしか)12人しかいなかった.何でだろうなって思って.そこそこ仲の良い(と私が思っている)オリバー君に聞いたら,来てない人の多くは数値解析のレポートをやっているらしい.締切日に課題をやる人がいるというのは世界共通なんだね.


その後はジムに行った.毎回恒例の体重測定の結果,前回よりも1キロくらい増えてしまった.ジムに行く直前,夕飯としてサンドイッチ食べたからかなとか思ったけど,それでも増えすぎな気がする.お昼もりもり食べて,おやつにクッキーたくさん食べたからかな.今後は気をつけないと......とか思いながらポテチを食べてしまった.ギルティ~.


ジムの後荷物を置いてある机に戻ったら,ロビンちゃんがせっせとレポート課題に取り組んでいた.あれ?今日いなかったよね??みたいなことを聞いたら,レポートがやばいって言っていた.Semi-Lagrangian スキームの order of accracy はいくらなのって聞かれたので,いろいろ教えてあげたら感謝された.美女に感謝されるというのはうれしいものね.数値解析のレポートにちゃんと取り組んだ甲斐があった.


帰宅後はブログを書きつつ,共同研究者にメールの返信をした.「あの案件」はまじめに考えれば自明だったけど,どうなんだろう.正しければすべてがハッピーなんだけど.勘違いではないことを祈ろう.


11月29日(Day 82 / 98)

午前中は頑張って因数分解しようと思ったけど心が折れた.因数分解は本質的には方程式を解くのと同じなんだなって痛感した.さすがに4次式の因数分解はつらい.G先生はいったいどうやって因数分解したんだろう.あんなにきれいな漸近展開を得られるとは到底思えないんだけどなあ.早く帰国して理工の図書館においてある論文を読みたい.


午後は数値解析の講義.今日は Successive Over-Relaxation (SOR)法と反復法の収束について扱った.やっぱりスライドでの講義だと講義の進行スピードがえらい速い.計算課程は全部わかるけど,そういう手法を思いついた経緯とか,デメリットとかは聞き逃してしまったと思う.とりあえず,数値解析は何を「犠牲」にするかが大切なのかなって気がしてきた.参加しているプログラムは気象学への応用を念頭においているから,とにかく「速さ」とそこそこの精度を重要視している気がする.弊大学では精度保証付数値計算の研究が盛んに行われているけど,「計算スピード」はどうなっているんだろうな.精度を落としたら計算スピードが上がるとか,そういうことはあるのかな.今度聞いてみよう.


講義の後はK先生とS先生の論文のからくりを理解していた.ほぼ理解できた.どうやら無事(?)私の研究課題にも応用できそうだ.やっぱり,いろいろ計算する際は特性根の振る舞いがすべてといっても過言ではないようだ.明日頑張ってまとめて,土曜日に細かいところをチェックして,日曜日の夕方くらいに先生にメールを送ろう.次こそはクソではない pdf ファイルを送りたい.


さて,数学の話ばかりではつまらないと思うので,夕飯を紹介しよう.今日はスパゲッティーを卒業して,ペンネにしてみた.


おいしかった.また作ろう.


11月30日(Day 83 / 98)

久々にTescoでチョコマフィンを買った.うめえ.なんでこんなにおいしいのにみんなポテトチップスばかり買うんだろう.太るよ?とか思ったけど,マフィンも太るわ.


午前中は力学系という名のSDEの講義.映像のトラブルなどで講義が一時中断した.前から思ってたんだけど,参加しているプログラム,もう始まって5年目......だよね?なんかトラブルが起きたときの対処法が確立されてなくない......?その場しのぎではなくて,ちゃんとマニュアルみたいなのを作ったほうがいいと思うんだけどなあ.ちなみに,講義はオイラー法の数値安定性などについて.正直,よくわからない.とか思ったら来週締切の課題が出された.大ピンチ.


午後は研究.取り組んでいる研究課題の,線形化問題の解の Lp-Lq 評価を形式的に導出した.特性根が先行研究とほぼ同じ形なので,ほぼ同じ議論を使うことができそうってことがわかって,全部 LaTeX でまとめた.明日チェックして,問題なかったら指導教員にメールしよう.


そういえば今日,ロイスちゃんやフィリップ君に「君は課題やる必要はあるの?」みたいなことを聞かれた.私は正直に「やるべきかどうかわかんないけど.とりあえずやっているよ」って答えた.正直,私が一番知りたい.そしたらフィリップ君に「じゃ,月曜日わかんない問題質問するわ」って言われた.うん,私はいつも一言二言多いんだよな.改善すべき点の一つ.


ところで,ちょうど研究に集中しているときに,ロビンちゃんに「レポート課題やりたいんだけど,教科書忘れちゃったから貸してくれない?」って言われたので,喜んで貸してあげた.でも,貸してあげて数分後,彼氏といちゃいちゃしてた.レポート課題はどこにいった.


12月01日(Day 84 / 98)

とうとう12月になってしまった.朝メールをチェックしたら誕生日おめでとうございますクーポンが届いていた.そっか,今月誕生日なのか(今日ではない).今年で25歳になるわけだけど,母は私と同じ歳のときすでに三児の母になっていたと思うとすごいなって思う.結局その三児のうち二人は大学を中退して,一人はいつまでたっても学生のまま,ということを考えると両親が気の毒でならない.早く学生やめられるよう頑張ろう.


今日は早めに大学行ってレポート課題をやろうと思っていたけど,雨が降っていたので,自宅待機.自宅ではないけど.なんか最近雨が多い気がする.


午前中はレポート課題やるぞって意気込んでたけど,気づいたら研究のことしか考えていなかった.レポート課題めんどくさい().共同研究者にメールを送った.だいぶまとまってきたっぽいので,クリスマス前には投稿できるのかな.少なくとも来年の秋の学会では発表できそう.昨日の続きを考えていたけど,低周波部分はそんなに簡単ではないことが判明.もっと丁寧な解析が必要っぽい.たぶん帰国までには間に合わないなあ.残念.


午後は大学に行き,図書館に行って本を借りた.今日も学生がたくさんいた.休日なのにすごい.ところで,クリスマスツリーが飾ってあった.


短冊に願い事が書かれていたっぽいけど,見るのは良くないなって思って見なかった.チラッと見えた限りでは,中国語で書かれているのが3割くらいで,中には T2 visa がほしいって書いてある短冊があった.それは願うことなのか......?って思って調べてみたけど,結構ハードルが高いみたいね.誰かわかんないけど頑張れ.


借りた本のうち1冊だけ役立つものがあって,レポート課題がちょこっと終わった.特に統計の課題を少しやった.特にフィッシャー情報量とかの問題について.あと1週間頑張れば終わるだろう.そういえば,今日はたまたまフィリップ君も大学にきていてどのレポート課題が難しいかとか教えてもらった.最初のほうの問題は難しいようだ.聞いてよかった.フィリップ君ありがとう.とりあえず明日は簡単な問題だけでも解決しよう.



11月が終わって12月になり,帰国まで2週間となりました.最近いろんな人から「いつまでロンドンにいるの?」って聞かれるようになったあたり,帰国まで残りわずかなんだなって痛感します.一番の思い出は何かなあって振り返ると,Tesco のチョコマフィンであるような気がします.次点でダイエーな博物館ですかね.ロンドンには博物館がたくさんあるみたいですがほとんど行っていません.もったいないので今度いけたらいいなあと思います.次回の更新は12月09日を予定しております.では.