昨日でようやく大学院の講義がすべて終了し,一応夏休みになった.提出すべきレポートがあと二つあるけど,まあ何とかなるだろう.大学院の講義は基本的に試験がないのでその分自身の勉強に集中できる点がよい.
さて,昨日といえば,世界的に爆発的に流行しているポケモンGOがとうとう日本でもリリースされた.私も流行に乗って遊んでみた.この記事ではポケモンGOの
1.ゲームの概要について
2.製作会社について
3.今後の予想される展開
の3本をお送りしたいと思う.いつもより画像が多いけど,ご了承願いたい.
1.ゲームの概要について
あれこれ説明してもピンと来ないと思うので画像を中心に説明したい.公式アプリは公式サイトから飛んだほうが早い.あとでまた説明するが,ポケモンGOの制作会社はNianticなので,ここがNintendoじゃないから偽アプリだ!ということではないので注意.
さてダウンロードが終わってアプリを起動したらこんな表示が
歩きスマホダメ絶対,である(ブーメラン).通常のポケモンのゲームと同様,主人公(=自分)の性別を選ぶことができる.顔がなんかポケモンらしくないな.
肌や目,髪の色は変更可能であるようだ.ただし髪型等は変更できないらしい.
設定が終わるとポケモンを捕まえろ,みたいなチュートリアルがある.ここで現実世界を背景にしてみましょう!と表示された.ポケモンGOの最大?の特徴は現実世界との融合である(らしい)ので一応ここは「はい」を選択.
背景が汚くて申し訳ない.右の本とかノートは私の勉強道具です.ポケモンを捕まえるにはモンスターボールを投げる必要がある.モンスターボールは画面をスワイプすることによって投げるらしい.ポケモンを捕まえようって言われたのにポケモンいないじゃん.
と思ったら,左に体を向けると...
いた.画像ではいまいち伝わらないけど,見つかったときの感動?というより驚きは半端じゃない.これはマジ.
そして無事捕まえることができた.ポケモンを捕まえると「おまけ」として「ほしのすな」と「〇〇のあめ」ももらえる.これらはポケモンの強化や進化に必要である.ここで画像の上に表示されているCPはポケモンの強さを表わしていて,この数値が大きければ大きいほど強いと言える.一方,画像の中央に表示されているHPはポケモンのスタミナを表していて,この数値が大きければ大きいほどタフだと言える.基本的にこのCPとHPは比例の関係にある.
さて無事にポケモンを捕まえられたら自分のニックネームを聞かれる.
どうやらアルファベットと数字しか使えないようだ.
さて,こうしてポケモンマスターへの道のりが始まった.地図上の青いポイントは「ポケストップ」と呼ばれ,ここで様々なアイテムが手に入る.
私の大学もポケストップに登録されていた.
場所によってもらえるアイテムは様々だが,ポケモンを確保するときに必要なモンスターボールは手に入る.
またこのポケストップは建物以外にもモニュメントも登録されているようだ.
さて,地図を見るとポケモンがいるではないか.
また右下をタップすると
このように近くにどんなポケモンがいるのか表示される.灰色になっているものはまだ出くわしたことのないポケモンを表す.
コイキングに出くわした.
大変シュールである.
夜になると夜っぽい景色に変わる.めっちゃ星きれいだなあとか思ったけど,東京はこんなに星は見えないゾと突っ込みたくなってしまう.
ポケモンを十分確保するとポケモンを進化させたり,強化することができる.生物学的にはポケモンは進化というよりは「変態」が正しいけど,それも置いておこう.
最後の確認?に進化させるかどうか聞かれる.ここは「はい」を選択.
およ?
うん,進化させるポケモンが悪かった.あんまりかっこよくないな.進化するとCPとHPの数値が大きくなる.
ちょっとは強くなったかな.
通常のポケモンと違うのは「大物」のポケモンが比較的確保しやすいことである.私は二子玉川にてフシギバナの確保に成功した.
CPとHPの数値が低い.強化するにはポケモンの確保が必要なようだ.街中を徘徊してポケモンを集めたくなる気持ちが少しわかる気がする.
さてポケモンをたくさん集めていくうちにポケモントレーナーとしての「レベル」が上がっていく.
レベルが5になって初めてポケモンジムに行くことができる.ポケモンジムではポケモンバトルができ,勝つとそのジムに居座れる.イメージ的にはボクシングのベルト?のようなイメージ.
ポケモンのバトルは研究の一環らしい.ここでチームの選択を迫られる.
選択する色によってゲーム内容が変わるのではないか?と思ったけど,現時点では特にそのようなことはないらしい.
黄色の人がイケメンっぽいので黄色にした.
集めたポケモンはこのように確認することができる.無課金ではポケモンは250体までらしい.
ゲームの内容はこんな感じ.
2.製作会社について
先程も言ったように,このゲームアプリをつくっているのはNintendoではなく,アメリカのベンチャー企業であるNianticである.この会社の創業者でかつCEOである,ジョン・ハンケ氏はアメリカのGoogle在籍時に社内ベンチャーとして今の会社を設立し,2015年10月にGoogleから独立した.GoogleEarthとGoogleMapの生みの親の一人である.
この会社は以前にIngressという陣取りゲームをリリースしていて,ハンケ氏いわく「家の外に出て体を動かし,新しい場所を発見し,人々と交流するというコンセプトが受けることはIngressで実証済みだった」とのこと.また,「IP(知的財産としてのポケモンの強さやキャラクターの魅力もよく承知しており,この組み合せが素晴らしい結果を生むだろうことは想像できた」らしい.しかし,これほど話題になったのは想像をはるかに超えていた,とのこと.
日本で最初に配信を始めなかった理由としては「日本の故郷である日本のファンが心待ちにしていたことは十分理解していたが,同時に求める水準が非常に高いこともわかっていた.比較的小さな市場でまず試して初期のトラブルを解決し,万全な体制で臨みたかった」とのこと.その割には昨日サーバー落ちた気がするけど,気のせいかな.
またこのポケモンGOは今までの課金スタイルとは違い,基本的に課金しなくても十分楽しむことができ,他のゲームでたまにトラブルの原因となる「ガチャ」がないのが特徴的である.これはポケモンジムをマクドナルドに指定することによって得られるスポンサー収入のおかげだろう.実際,ハンケ氏もアプリ内の課金依存度を下げていきたいと話していて,このポケモンGOが今までとは違ったスタイルの新しいゲームアプリになることは間違いない.
3.今後の予想される展開
今後の展開としては,現時点で登場するポケモンがまだ少ない(アニメ等に登場するポケモンに比べて)ので、今後ポケモンが増えることが期待される.また,ハンケ氏はアプリ内での課金依存度を下げていきたいと言っていたが,ポケモンGOをより効率的に遊ぶためのツール,ポケモンGO Plusが7月29日発売される予定だ.これは3780円と少々高額だが,きっと爆発的に売れるのだろう.
個人的には,このポケモンGOは非常に面白くやりごたえのあるゲームアプリだと思うが,何人かツイートしているように私のような院生はポケモンGOより修士GO,博士GOの方が大切なので,苦渋の決断だったが,アンインストールしてしまった.
まあそれぐらい熱中してしまうような非常に面白いゲームアプリなので,「ヒマ」な人には是非オススメしたい.