前回触れたように、ノートパソコンを買ってもらった私は、数学のレポート、論文等の記述には欠かせないLaTeX(ラテフ)を導入することを試みた。
LaTeXを知らない人に説明をしておくと、LaTeXはMicrosoftが提供しているWordよりも数式がかなりきれいに書けるのがメリットである。一方デメリットとしてはその数式を記述するのにちょっとプログラミングみたいなコマンドを入力しなくてはならないことやそもそもインストールがめんどくさいことがあげられる。ただ、メリットとデメリットを比較した場合、メリットの方がはるかに大きいので数学系の人はもちろん、理学系や工学系の人も使用している人がほとんどである。
さて、LaTeXをインストールするにあたり、今まで使っていたパソコンに導入するのと同様に
を参考に導入しようと試みた。前回はこれでよかったのだが、今回は事情が異なったのである。
TeXインストーラ3というものを使うと、マウスでポチポチするだけで必要なソフトやファイルをダウンロードしてくれたり、インストールしてくれるのである。一応一通りのインストールが終了したので、いざLaTeXのエディタであるTeXWorksで試しにいろいろ書いてみると何回やってもコンパイルが通らない。
注;LaTeXはWordと違い、一度プログラムっぽいものを書いてそれを「コンパイル」してOKが出ないとPDFファイルができない。エラーが出た場合は何かしら問題がある。
前まで使っていたパソコンでコンパイルが通ったTeXファイルをコンパイルしてもエラーが出たのでさすがに何かおかしいと思い、エラーのメッセージをググってみるとどうやら必要なファイルがダウンロードできていなかったらしい。じゃあそのファイルをダウンロードすればいいんだな、となるかというとそうでもない。そのファイルを「正しい場所」におかないときちんと作動しないからである。さらに悪いことにそのファイルが何なのかよくわからなかった。
なんだかめんどくさいなあって思った私は別の手法をとることにした。TeXインストーラ3とは別のインストーラであるTeXLiveを使ってインストールすることを試みた。ちなみに、最近はこちらのほうが「世界的に」主流らしい。数年前に日本語対応になったらしいので説明はもちろん日本語である。
インストールを進めるにあたり次の記事を参考にした。
それほど面倒なことはないけれども、ダウンロードするファイルがかなり多いので、すごい時間がかかる。この記事では1時間半かかったと書いてあるが、私の場合11時間近くかかった。ちょいちょいパソコンがフリーズしていらいらしたけれども、Twitter等で情報を収集してみるとそうなる人が大半らしい。昨夜の10時からスタートして、今日朝食を食べ終わったころにはダウンロードやインストールが終わっていた。
さて、こうしてめでたくLaTeXが導入できたわけだけれども、LaTeXのエディタはTeXStudioが良い、という情報を仕入れたので、TeXStudioもインストールすることにした。ちなみにこちらはパワプロのアプリで試合やっている間に終わるくらいあっという間に終わる。
TeXStudioってTeXWorks(デフォルトのエディタ)と何が違うんだ、っていうと補完機能が充実している、つまりTeXファイルを書くのがめっちゃ楽になるのが大きな特徴。Googleの画像検索で見ればどんなもんかイメージができると思う。LaTeXのデメリットが解消されるわけですね。
ただ、インストールした後は少々設定を変えないといけない。このままでは不具合が発生する(らしい)からだ。そこで次の記事を参照する。
まあ、そんなに大変ではない。
こうしてめでたく新しいパソコンにLaTeXを導入できました。めでたしめでたし。