おはようございます.今日もいい天気ですね.
最近,極座標変換について講義で詳しく説明されたことないなあ,とふと思った.もちろん,3次元の場合までは講義でやるけれども,N次元の場合は記憶が正しければ教わったことはない気がする.そこで今回はN次元の場合の極座標変換について説明することにする.
として,
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,
,
・・・
,
,
,
とおく.
このときのJacobianは
となるので,
である.
これは のとき成り立つことはよく知られているから, として数学的帰納法により示すことができる.この証明のアイディアとしては,まず直交座標から円柱座標に変換し,その次に円柱座標から極座標に変換すればよい.この説明がわかりやすいサイトとして
が挙げられる.一応杉浦光夫著の『解析入門II』にも記述があるが,初学者にとっては説明が難しく感じられると思う.
ここで,半径 のN-1次元単位球面 の表面積 は,Gamma関数 を用いて
と表せることが知られている.
ゆえに関数 が のみの関数で と表せるとき,
と積分を書き換えることができる.
が挙げられる.
さて,昨日修了検定があって無事パスしました.今度の日曜日仮免の学科試験があるので,研究と両立して勉強したいと思います.では.