べっく日記

偏微分方程式を研究してるセミプロ研究者の日常

イギリス滞在記 part 8。

11月になりました.早いものです.今週は大学の知り合い(2人)にツイッターのアカウントをフォローされてしまいました.ツイッターのアカウントから私が何者か知るのは容易いことだと思うのですが,その逆は難しい,つまり不可逆だと思っていたのに,崩れつつあります.M1の初夏に,学部時代のツイートを消しておいて良かったなあと思います.当時の私,ナイスプレー.今後はより一層発言に気をつけようと思います.


前回の記事はこちら:

watanabeckeiich.hatenablog.com


目次:

10月28日(Day 50 / 98)

今日も大学にやってきた.家にいても仕方ないし,外は寒いし,結局大学でいろいろ作業するのが最適解だと思う(?).ゲームとかなんかそういった趣味があれば違うんだろうけど,ゲームやるとなんか視力落ちる気がするし(経験談),これ以上視力落としたくない,というか落ちたらやばいのでゲームはやらなくなった.ちなみに,裸眼の視力はたぶん0.08くらいです.んー,なんで視力悪くなるんだろうな.若干乱視も入っているんだよなあ.弟たちは視力いいのにどうしてこうなった.


昨日,U先生の論文が参考になるんじゃないかって思って読んでみた.確かに参考になるけど,テクニックが必要というか,「職人技」が必要みたいな感じで,私が興味をもっている方程式に適用するのは難しそうだった.要は条件を満たす行列を見つければ,私の考えたい問題は解決するんだけど,行列を見つけるにはもう少しいろいろ結果をそろえないと見つけにくそう.もちろん,そういった結果に頼ることなく行列を見つけることができればハッピーだけど,残念ながら私は凡人なのでそういった行列を見つけることはできなかった.


ということで,今日はアプローチを変えて,行列式の根の漸近展開によりいろいろ計算できないかをいろいろ考えていた.3次方程式,4次方程式の根は表示が複雑になることが多いから,ふつうは根の漸近展開によっていろいろ計算を進めるけど,根の漸近展開ってどうやってやるんだろう.Kato 先生の本を見ると Puiseux (ピュイズー)級数を用いればいいみたいなんだけど,聞いたことないよって感じだった.先輩が昔論文でそういったことやっていたなあと思い出して論文見てみたけど,「根はこのように展開できます(バン」って感じで全くわからなかった.ひょうっとして私が勉強不足なだけで常識なんだろうか.


ところで,Puiseux 級数展開は,荒っぽく言うと,ローラン展開の一般化(?)のようなもので,分数べきも許容するらしい.具体例を知りたいなって思っていろいろ調べたら,代数幾何学と関連があるみたいってことだけわかって,具体例はわからず.んー,抽象的過ぎる数学は好きじゃないんだよなあ.一応,参考になりそうな文献を見つけることができたけど,係数が文字の場合は計算が大変そうだなあ.もっと上手い方法はないのだろうか.


10月29日(Day 51 / 98)

昨日に引き続き興味をもった方程式をずっと考えていた.てこずっていた箇所をきれいに解決する方法を見出すことに成功した.後はこつこつ計算すれば考えたい方程式の解を半群を用いて表現できそう.いままで,(たぶん)全く研究が進んでいなかった方程式に対して新しい知見を与えることになりそう.わかった内容を LaTeX でまとめた.近いうちに指導教員に報告しよう.もしかしたら,それよりも二相流のほうを研究しろとか言われるかもしれないけど,まあいっか.一応研究計画通りに研究進んでいるし.


午後はPDEの講義があった.ラグランジュ座標とレイノルズ輸送定理,コリオリ力と重力の入った流体の方程式の説明などがあった.全部知っている内容で,正直あまり楽しくはなかった.学部生のころ,全然理解できない講義はつまらないと思っていたけど,全部理解できる講義もつまらないものなのね.そう考えると,私は講義を受ける行為そのものが好きじゃないのかもしれない(?).


今日こそは課題をやろうと思ってたけど,あっという間に一日が終わってしまった.さすがに明日はやろう.というか,帰るときめちゃくちゃ寒かった.もはや冬.10℃を下回るのが当たり前になってしまった.日本であればコンビニで肉まんを買いたくなるところ.でも,私は肉まんよりあんまん派.しかし,残念ながらここはロンドン.基本的に温かいものはカフェでしか売っておらず,スーパーではほとんど売っていない(というか見たことない).缶コーヒーも売っていないしね.そう考えると日本っていい国だなって思う.


さて,イギリス滞在も半分過ぎてしまったし,たまには,いつもとは違う夕飯を作ろうと思って,カルボナーラを作った.

ソースは,ラザニア用のクリームソースを使用した.また,前回の反省を踏まえ,ベーコンも使用した.我ながら上出来だと思う.


10月30日(Day 52 / 98)

今日の朝も寒かった.というか,大学の部屋が寒い.もちろん,セントラルヒーティングなんだけど,効き目が弱い.さすがにセーターが必要かなあ.そういえば大学のパーカー買おうかなって思ったときがあったけど,学内で着ている人を見たことがないし,何よりダサいので悩ましいところ.せっかくだし,買ってもいいかなって思うんだけどどうしよう.あ,私の知り合いでほしい人がいたら連絡ください.買って帰ります.


昨日に引き続き興味をもった方程式の解についていろいろ整理した.LaTeX で内容をまとめ,指導教員の先生にメールで送り,報告した.指導教員は非圧縮の場合は解決しているから,それなりに有益なコメントをいただけたらいいなあって思っているけど,どうだろう.


というか,いま思ったけど,修士2年になってから指導教員から「指導」を受けていないというか,まともなゼミをやっていないな.同じ専攻のM先生とその学生と一緒に(ずっと昔に)飲んだときに,博士課程はそういうものだよって言っていたけど,周りの学生を見ているとそういう感じではないんだよなあ.放置してくれているのか,放置されているのか,どっちなんだろう.


さて,指導教員にメールを送った後は確率論の講義.今日は確率変数の独立性,分散,共分散などについて.今日もほとんど概要の説明だけで,深入りはしなかった.思ったけど,弊大学の講義とは違って,スケジュール重視,というか「どんなに簡単でもいいから,とりあえずここまでは説明する」という感じのスタンスで,細かいところは各自演習でよろしく,ってことなんだろうな.


午後,昼ごはんを食べて,ブログを書いていたら早速指導教員から返信があった(注:一連の滞在記は毎日少しずつ書いています).いつも通りの返信だった.興味深いねって返信をもらったので,もう少し解析する価値はありそう.


でも,さすがに課題をやらないとやばいので,午後は課題をやろうと思ったけど,気づいたら論文を読んでいた.しかも,気づいたらすっかり日が落ちてしまった.まあ,そういうことってあるよね.相変わらず学習能力のなさよ.仕方ないので,今日は久々にジムに行こう思って,ジムに行ったらちょうどスタッフ専用の時間だった(週に2度,2時間くらいそういう時間がある).すっかり忘れていた.ジムは明日行こう.


10月31日(Day 53 / 98)

朝,地下鉄でいつも通り大学に向かうも,乗り換えに失敗.いつもは Notting Hille Gate 駅で Circle Line に乗り換えるんだけど,Circle Line が信号トラブルで運転を見合わせているらしい.しかも2時間も前から.いや,そういう情報はほかの路線の改札の掲示板に書いといてよって思った.なんで情報を共有しないのかなあ.ふつうに困る.いま思うと,日本は人身事故とかで電車が止まることが多いけど,きちんと情報が提供されることが多い気がする.てか,信号トラブル何回目だよ.駅は全然バリアフリーじゃないし,この国は本当に先進国なのか??


仕方ないので,乗換駅から大学まで歩いていくことにした.幸い,歩いて20~30分くらいで済んだ.公園を通って大学に行ったけど,朝公園を散歩するというのも悪くない気がした.こんな形で散歩したくはなかったけど.


午前中はコミュニケーションの講義,というよりはアクティビティー.アクティビティー自体は楽しいものの,コミュ障で英語が苦手な私にとってはがまんの時間である(Day 01, 25 / 98 参照).でも今日は思っていたよりもつらくなかった.みんな何を言っているのかよくわからなかったけど.今日のテーマは「感情」であった.まずは席に座っている人をどう声をかけたら立たせることができるか,といったゲーム(?)から始まった.


その後,感情を表す言葉をみんなで列挙しようってことになったけど,みんなの語彙力すごすぎて笑った.結局50~60くらい出た.私が知っていた単語は1割くらい.中にはネイティブ(イギリス人)も知らない単語もあった.中学英語さえマスターしていれば英語は話せる!ってよく言われるけど,教養のある方々と会話するときは無理だなって思った.スムーズに会話するために求められる語彙力ははるかに多いと思う.英語勉強しなきゃなあ.


それで,列挙された単語のうち3つ選んで,電話でのやり取りを実演してくださいってことになった.私は陽気なフィリップくんと組んだこともあり,無事に実演することができた.ほかのメンバーも(ほぼ)みんな実演したけれども,だいたい面白かった.面白くないのがあったというよりは,何を言っているのかわからにものがあった,という感じで,周りをみているとうけているようだった.前から思っていたけれども,なんでみんなあんなにユーモアがあるのだろう.これも教養の差だろうか.


昼食はサンドイッチが提供された.そして,サンドイッチを食べながら,参加しているプログラム,CDT(Cource of Doctral Traning)におけるダイバーシティーや差別(というよりは公平性?)について話し合う時間があった.グループを4つに分けて,各グループで意見を出してくださいってことになった.こういうことをきちんとやるというのはヨーロッパらしいというか,日本にはないことだなって思った.日本の場合は考えたとしても反映されないことが多いしね.


いろいろ意見が出たけれでも,「CDTにはイギリス人とEU圏の人ばかりで,黒人やアジア人が少ないし,海外向けのプロモーションが足りない」という意見が印象に残った.たしかに,70人?くらいいるCDTのメンバーのうち中国人(と思われる人)が1人と,(たぶん)日本人のリオ(Ryosuke)君と私を除いてみんなヨーロッパ人っぽいんだよな.大学にはたくさん中国人いるのに.あ,ちなみに,CDTの中にMPE(Mathematics of Planet Earth)という部門があって,私はそこに参加しています.


もちろん,意見を言うだけではなく,その原因も考えるわけだけれども,どうもファウンディング(奨学金?のようなもの)が関係しているらしい.たぶんみんな金銭的なサポート受けているんだよね.私もだけど.そう考えると海外からのプログラム参加者,特にアジア圏からの参加者を増やすのは難しいのではないかってことになった.でも,今後の課題として事務局は検討するらしい.たぶんこういう地道な検討が大学ランキングを高く保っている秘訣なのだろう.


さて,その後は Jonathan Rougier 先生の講演.火山の噴火の統計的な解析?みたいなことを話していた気がするけどよくわからなかった.前から思っていたけど,専門分野外の人,すなわち一般向けにわかりやすく説明しようとすると先行研究とかの紹介がほとんどなくなる気がする.そうすると,その研究の「意義」や「モチベーション」がわかりにくくなる気がする.というか研究の「意義」がわからない発表は聞いていてもつまんないんだよな.まあ,私が去年学振DC1の面接で落ちたのはそういったところに原因があったのかもしれない.


講演の後はPDEと確率・統計のチュートリアル.これらは前と同様に,PDEは個々の質問に答える形,確率・統計は教科書の事前課題をホワイトボードで発表するという形であった.ふつうみんなの前で発表するとき,答えがわかっている,というのが前提にあるのに,「答えはわかんないけどとりあえずやってみるよ!」って人が多い気がする.問題を解説する人が事前に決まっているわけではないからOKってことなのかな.これも文化の違いかな.とにかくチャレンジ!っていう精神が大事なんだなって思った.


また,今日はジムに行った.やっぱり混んでいた.体重は前回とほぼ変わらず(微増だけど変化なしってことでいいだろう).ジムもいいけど,ふとテニスもやりたいなあって思った.帰国したらテニスしよう.


11月01日(Day 54 / 98)

朝起きたら学内の奨学金の案内が来てた.ただ,私は来年の4月から特別研究員(学振DC2)になるので,半額しかもらえないらしい(メールで問い合わせた).9月入学だとなんかいろいろめんどくさいよね.帰国後,というよりは来月になったら日本学生支援機構の返済免除の書類も作らなきゃいけないし,いろいろやることがたまってきたなあ.仕方ないので学内の奨学金の申請書をささっと書いた.


と思ったら,追い討ちをかけるかのように,春の学会の講演申し込みがスタートした.去年より締切が1週間早いな......ということで,午前中はアブストラクトを作成した.本当は共同研究しているやつも発表したかったけど,間に合わなさそうだな.共同研究しているやつといま考えている問題は来年の秋の学会で発表できるように頑張ろう.午前中は学会のアブストラクトを書いた.8割くらい.土日に書いて,チェックして,月曜日くらいには先生に確認のメールを送ろう.


また,3月に投稿した論文がまだUnder review にならないので問い合わせのメールを送った.辛抱強く待つしかない.若手セミナーで,先輩に30回はメール送ろうって言われたし,何回も問い合わせることが重要なのかもしれない.


ついでに共同研究者に最近の進捗はどう?って聞いたらめっちゃ長文のメールがきた.どうやら我々が思い描いていたシナリオはだめで,ちょっといろいろ考える必要があるってことだった.個人的には解析半群生成できることが言えたし,減衰評価も得たんだからもういいんじゃない?って思ったけど,どうやら有界であることまでやりたいらしい.ちなみに,てこずっているところについていろいろ仕事(チェックなど)が増えた.やっぱり共同研究者とは頻繁にやり取りしなきゃだめね.


とはいえ,今日は課題をやろうと決めていたので共同研究は土日に進めることにしよう.今日は数値解析のコードを書いていた.だいぶ進んだ.CTCS(Center in Time and Center in Space)をどうやって書けばいいのかわからない(スタートはFTCSにする必要があるが,ここら辺をどう書けばいいのかわからない)けど,後はレポートを書くだけっていう感じ.CTCS,日本語で言うならば,空間微分だけでなく時間微分に関しても中心差分を考えるということだけれども,時間微分に関して中心差分を考えているような文献が全く見当たらないんだよな.初期値のところを前進差分で考えなければいけないってことなんだけど,この手法は意味があるのだろうか......まあ,とりあえずレポート自体は明日か明後日には大体書けるだろう.


最後に,PDEの課題やろうと思ったけど,講義よりもずっと難しい感じだった.自力で全部やるのは厳しそうだし,本を参照するしかないかな.締切は3週間後だけど,そろそろまじめにやらないと間に合わなさそうな気がする.

11月02日(Day 55 / 98)

ブログにコメントが来ていたので返信した.このブログ,コメントが承認制になっているのは,(明らかな)スパムコメントが増えたため.気軽にコメントしてください.コメントには返信するようにしています.それにしても半日でささっと書いた測度論の記事がいろんなひとに読まれているなあ.てか,学部生の方々,勉強熱心すぎない??もっとまじめに書いたほうがよかったかな.帰国後,気が向いたら何か「よくわかる〇〇」みたいなのを書こうかな.何か希望があれば教えてください(ただしブログではてきとーにしか書きません).


投稿しているジャーナルの事務局から返信があった.ここではあまり書けないけど,なんかめんどくさいことになってきたなあって感じ.察するに,査読にすら回されていなそう.3月に投稿したのに勘弁してほしい.やっぱり,研究はいろいろな課題を平行しながら進めるのが一番いいのかなって気がした.


そういえば,大学に提出しなければいけない書類の提出を同期の(本当に)優秀なT君にお願いしたら快くOKしてくれた.ありがたい(注:代理の提出はOKの書類です).どうやらT君も学振DC2に採用内定されたようだ.めでたい.彼に負けないよう私も頑張ろう.まずは課題を終わらせないと().


今日はちゃんとまじめに課題に取り組んだ.PDEの課題はほぼ終わった.ちょっとわかんなかったところはオリバー君に聞いたら解決した.イギリスに来るまで(数学的な)保存則をほとんど理解していなかったけど,講義を通じてちょこっと理解が深まったし,K先生(早大)やU先生(神大)がどんなことをやっているのかを理解できるようになったのはいいことだと思う.課題で残っているところはKdV方程式の解についての考察?みたいな問題だけど,さすがに本を参照しないとわからんなあ.いろいろ探したけどちょうどいいのがないんだよなあ.別に満点答案でなければこのまま提出してもいいと思うんだけどね.大体8~9割解けているし,"visiting student" である私は成績つけられるわけじゃないし,研究進めたいし.


今日は午後に力学系の講義があるはずだったけど,インターネットの接続不良によって,講義を受講できず.遠隔授業,最初はかっこいいなあとか思っていたけど,音声聞き取りづらいし,映像たまにぼやけて目が疲れるし,インターネットの調子悪かったら講義受講できないし,そこまでメリットはないんじゃないかなあって気がしてきた.幸い,来週・再来週からは基礎講義をImperialの先生が担当するからそういったことは起こらなくなるわけだけれど,正直合理的じゃないなあって感じがする.


帰宅後はブログを書きつつ,共同研究者からもらったコメントに対して反論(?)のメールを送った.反論って訳でもないけど,なんかちょっと変なんじゃないかなあって思うところについて質問した.


ところで,夕飯もローテーションになってきたし,違う夕食にもチャレンジしたいなあとか思ったけど,電子レンジがない時点で肉は食べれないのよね.いや,もちろん買ってきてもいいんだけど,使い切る前に腐りそうだし,かといって冷凍すると解凍するまでの時間が長いし......ってことで結局簡単に作れるものしか食べれないんだよな.てか,卵がめっちゃ高いのが謎.なんで4個で200円以上するんだ.意味がわからない.ロンドンの物価が高いのか,東京の物価が安いのか.


11月03日(Day 56 / 98)

今日も大学へ.今日は数値解析の課題を頑張って進めた.とりあえずたぶん半分くらい終わった.後は数値実験の結果と考察を書けばいいのかなあ.明日中にはささっと終わらせよう.本当はCTCSについて考察したほうがいいんだろうけど,プログラムの組み方がわからない.


今日は本を返却しに,また本を借りに図書館に行ったけど,めっちゃ人がいてびっくりした.土曜日なのに空席が少なかった.試験前ってわけでもないのに.ちらっと見た感じではみんな講義のレポートや課題をやっているみたいだった.あとは居眠りしている人が皆無だった.まあ,図書館に行ったのが午前中ってこともあるけど.寝るだけのために図書館に行っていたかつての私とは大違い.


帰宅後は研究を進めようと思っていたけど,最近出た進捗が本当に正しいのか確認するべく,半群,というよりはラプラス変換について,復習した.抜けている知識がいろいろあるし,一度ちゃんとラプラス変換を勉強したほうがいい気がするな.たしかに,ラプラス変換の定義式は覚えているけど,どのような関数であればラプラス変換が定義できるのかとか,exponential bounds がどうなっているのかとかはあまり詳しく考えたことなかったし.まあ,でもとりあえず,得た進捗は確かに正しいことが確認できたのはよかった.残りの主なタスクは半群の減衰評価と時間局所解の存在と解の存在時間の評価かなあ.一応参考になる論文はあるし,今月中にはささっと計算を終わらせられたらいいなあ.



さて,渡英してからもう少しで2ヶ月が経とうとしています.めっちゃ髪が伸びてきました.中学と高校は校則が無駄に厳しい学校だったので,これほど髪が伸びているのは去年のドイツから日本に帰国する直前以来です.いやあ,数年前諸事情により坊主にしたのがなつかしいですねえ.昔誰かに言われたけど,髪を伸ばしてみるというのも悪くないのかもしれません.次回の更新は11月11日を予定しております.では,ごきげんよう