べっく日記

偏微分方程式を研究してるセミプロ研究者の日常

20時間で習得する測度論とルベーグ積分。

このブログの人気(?)コンテンツである「よくわかる測度論とルベーグ積分。」を執筆してから約5年が経ちました.早いものです.

watanabeckeiich.hatenablog.com

この記事を執筆したのは私が修士1年のときでしたが,あれから4年が経って学位(Ph.D.)を取得し,実際に私が測度論を教える立場になるとは思ってもみませんでした.ただ,いま見返してみると,あの記事を読んだだけで「測度論とルベーグ積分を理解した」と言うのは少々無理があるなという気がしてきました.


そこで,気が向いたので昨年から春学期に担当している測度論の講義ノート(英語)を公開します.90分 × 13回分の講義ノートということで,およそ20時間で測度論(とルベーグ積分)の重要なことを理解できるようになっています(おそらく).もちろん説明が足りないところはたくさんありますが,それは本を読んで勉強してください.講義を行う関係上,3月~7月はリンクを非公開にします.


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※なお,資料の印刷・ダウンロードは個人の勉強・研究などを目的とする場合に限り利用できるものとします.これ以外の目的での無断掲載・再配布を禁止します.掲載資料の権利は当ブログの著者に帰属します.


このノートは柴田良弘先生の本(と講義ノート)を基に作成していますので,「カラテオドリ・ハーンの拡張定理」という表現を使用しています(正しくはコルモゴロフ・ハーン?かもしれない).

では.