数年ぶりに日本数学会に対面で参加しました。これまでにオンラインで交流することも多かったけど、やはり実際に会うと対面ならではの良さもあるなと思います。対面で会うことの良さは何だろうと考えてみると、実際に会話する時間が、オンラインでするよりも長くなる傾向があるような気がします。
ところで、弟はとあるサッカーチームのサポーター(コールリーダー)をやっているのですが、どうやらチームが優勝した場合はシャーレを触らせてくれる約束をキャプテンと交わしているようです。私も偉い人に気後れしない、そのようなコミュニケーション能力が欲しいなと思います。
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<これまでの進捗>
・論文が2編アクセプトされた。
・外部リプリシッツ領域の論文を修正した。当初よりもいい結果が出てしまった。査読者も著者にカウントしたいくらいだ。査読者に感謝。
・斉次べゾフ空間におけるナビエストークス方程式の論文を書いて投稿した。
・Tさんとやってる解析、てっきり domain でもできると思ったけど、自分の考えた証明が間違っていた。結局 domain でやらざるを得ないのかショックを受けていたけど、少し直せば、というより、「考え方」を変えれば解決できることがわかった。
・T君と取り組んでいる問題は、ほぼ問題点を解消して、あとは論文を書くだけになった。局所エネルギー減衰評価を導出するのは大変なので、これについては次回の論文で扱おう。
・後輩のT君(上とは別人)と一緒に問題を取り組むことになった。
・上司のS先生との論文は、完成まであと少し。まだまだ詳細が詰めきれていないところがあるけど、なんとかなりそう。
・Zoom の国際研究集会で発表した。質問が無かったのは少し残念だけど、それだけきちんとした発表ができたと前向きに捉えよう。
・先輩から講演依頼をいただいた。頑張ろう。
・学生の修論を添削した。無事に年内には書き終わりそうだ。
・12月のイベントの準備を進めた。私が最年少なのに何故私が仕切っていることになっているのだろうか。
<今後の研究目標>
・Tさんとの共著論文を完成させる。
・外部リプリシッツ領域における Ossen 半群の評価を示す。
・書き途中の論文を終わらせる。
・12月の会議の準備と運営を頑張る。
・抽象的な放物型偏微分方程式の「応用」としてストークス方程式に対するアプリオリ評価を導出する方法を学ぶ。応用として、接触角が生成されるナビエ・ストークス方程式の解析に応用する。
・2次元外部領域におけるストークス半群の評価を勉強する。あわよくばリプリシッツ領域の場合に拡張する。
・F君との共同研究として、お願いされている解析を頑張る。
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この2ヶ月は非常に濃いものとなりました。まあ単に忙しかっただけ、とも捉えられますが。公私共にいろいろなことを経験しました。おそらくこの先ずっとこの2ヶ月間にあったことは忘れないでしょう。今後は忘れられないな論文を書けるようになっていきたいですね。では。