べっく日記

偏微分方程式を研究してるD1の日常

イギリス滞在記 part 1。

さて,イギリスに来てから約1週間がたちました.こちらは日本よりもやや寒く,季節は完全に秋という感じです.プログラムの参加者の中に日本人っぽい名前の人がいましたが,生まれも育ちもイギリスのようです.私と日本語で会話するような気配は全くありません.Line で電話をするような相手もいないので,日本語をかれこれ1週間ぐらい話していません.こんなことは人生で初めてです.


前回の記事はこちら:
watanabeckeiich.hatenablog.com


目次:

09月09日(Day 01 / 98)

キックオフキャンプが行われるレディングに到着.泊まる部屋は大学の寮で,部屋の大きさは日本のビジネスホテルと同じぐらい.日本と同様に,ここの水道水は飲めるようです.どこに水が売っているのかわからないので,これは大変ありがたい.


さて,夜にピザパーティーがありました.アルコールがメインでない懇親会というのは新鮮だけど,もしかしたら経費を節約しているだけかもしれない.ちなみに,参加者はほとんどイギリス育ちのネイティブで,聞き取るのに精一杯だった.まあ,全部聞き取れていたわけではないけど.というより,みんな英語が流暢過ぎて笑う.感覚的にはずーーっと海外ドラマを見ている感じ.疲れちゃう.ちなみにこのとき,隣の席に座っていたイタリアのイケメン,マイケル君と仲良くなる.


懇親会では,数学についての会話ではなく,ただの雑談なので,知っている背景が異なりすぎて話の内容があまり理解できなかった.日本でいうと,「私大阪出身!」「おれは京都だよ」「わあ!近いねー」みたいな会話が繰り広げられていたと思う.マンチェスターってどこだよって感じだった.


そういえば,「名前は〇〇だよ,よろしくね」って言うときに,だいたいの人は名前を省略していた気がする.例えば,Thomas って名前の人は Tom って略していたし,Ryosuke って名前の人は Ryo (発音:ríːo)と名乗っていた.自分もそうすればよかったかな.


09月10日(Day 02 / 98)

さて,キックオフキャンプ初日.私は "visiting student" ということで他の人とはいろいろ違うということを痛感された日だった.午前中は,先生方との顔合わせ的なコーヒータイムがあって,その後 Macbook が配布された.私はもらってないけど.Phython の講義が午後からあるということで部屋にパソコンを置いてきたけど,早速講義っぽいことが始まってしまった.ふつうに困る.


少し経ったあと,ウェブサイトに挙げる用のみんなで集合写真を撮るね,ってことになったけど,私は visiting student ということではぶられてしまった.悲しすぎる.その後,私と写らなかったスタッフ(学生)も交えて集合写真を撮った.


時間的に昼食かなあと思ったので,写真を撮ったあと部屋にパソコンを取りに戻った.でも,戻ったら説明が始まっているし,TA 的なお兄さんに「Windows かあ」ってがっかりされるし,なんかいろいろつらかった.どうやら Mac がふつうらしい.


Python の講義をやることは知っていたので,あらかじめインストールしておいたんだけど,Git の使い方についての講義だった.Git を使えるように設定している間に講義はどんどん進むし,結局よくわからないまま講義が終わってしまった.泣きそう.


さて,午後の後半の時間は,みんなと仲良くなるためのアクティビティーだった.仲良くなれたらいいなあって最初は思っていたけど,私は英語が流暢ではないので,簡単な会話ぐらいしかできなかった.アクティビティーの中で,みんなの出身地を知ることになった.イギリス以外の出身の人は私を除いてみんな EU 圏の人で,イギリスの大学の出身っぽかった.もう少しノンネイティブの人がいるかなあって思っていた私にとって,ショッキングな結果であった.英語をまじめに勉強してなかったことを反省した瞬間でもあった.


部屋に戻る帰り道に,私のことを心配してくれた(?)マイケル君が「ぼく使っていない Macbook あるから貸してあげようか」と言った.イケメンかよ.ただ,私は頑張って設定を終わらせたことと,もし借りることになったら12月までずっと借りることになりそうでそれは申し訳ないなってことで,マイケル君の申し出を断ってしまった.マイケル君ごめんね.


さて,アクティビティーのあとはBQQだった.20~30分に一度くらいのペースで会話に参加していたと思う.やっぱりね,背景をよく知っている数学の話だったら「まだ」話せるけど,しょうもない(?)雑談になったら無理だよね.とりあえず,ロンドンの物価はめちゃくちゃ高いことはよくわかった.ふつうのアパートの家賃が 1000 ポンド(14万円)って高すぎるでしょ.


09月11日(Day 03 / 98)

昨日に引き続き,朝ごはんを食べなかった.いままでこんなことなかったのに.部屋に冷蔵庫ないのはつらいよね.共用の冷蔵庫はあるけど,どれが自分のかわからなくなるからあまり使いたくないのよね.


午前中は Terry Davies 先生の講演.天気予報についての講演だった.自分の研究テーマと関連する内容だったので,興味深い話であった.いろいろ学ぶことができたと思う.途中で隣の席の人とディスカッションする時間が少しだけあったけど,語彙力がなさすぎて,思っていたことを十分に伝えることができなかった気がする.glaciology なんて言葉,初めて聞いたわって感じ.


昼食は学食的なところで食べたけど,高くて笑う.想像していたよりも 1.5 倍くらい高かった.あんまりおいしくなかったカレーっぽいやつで 4.6 ポンド(660円)なんだもん.一応,キックオフキャンプ中は,7ポンドの食券をもらえるからいいけど,キックオフキャンプ終わったらどうしよう.


午後は Python の講義.昨日に引き続き,Git を勉強するのかなって思ったら,そうでもなく,Python の講義をやるらしい......と安心していたのも束の間だった.何か設定を間違えていたために,jupyter notebook が起動しないトラブルが発生してしまった.いろいろググったりしたけど,結局再インストールすることで,事なきを得た.Anaconda さえインストールしておけばいいよねって思っていたけど,何がだめだったんだろう.


私がPython とかをインストールしている間にも講義は止まらない.研究費で Macbook 買っておけばよかったな.本当に.途中で追いつくことはできたけど,肝心のプログラムの組み方はあまり聞いていなかった.となりに座っていたイケメンのニコル君にいろいろ教わった.ありがとう.


講義の趣旨的には,一から教えるねって感じなんだけど,ほとんどの人がプログラミングの経験者だったので,進行具合がめちゃくちゃ早かった.てか,日本語で説明されても理解できるか怪しいと思う.夜に復習したらある程度理解できたけど,たぶん復習をサボると詰むやつだね.次回の講義が来週だから,次回以降は大丈夫なはず.


09月12日(Day 04 / 98)

だんだんこっちの生活に慣れてきて日本の生活が恋しくなってきた頃.音楽とかツイッターとかで寂しさを紛らわすしかないのかな.というか今回は全然時差ボケしていない気がするな.飛行機の中で赤ワインを飲んで寝たのが良かったのかな.わかんないけど.


午前は講義......と思いきやがっつりグループワークだった.議論に参加しようと思ってもなかなかついていけないし,かなり足を引っ張ってしまった気がする.なんか聞いたことすらない単語が飛び交っていた.もっと英語勉強しなきゃ.


午後は Ted Shepherd 先生の講義.内容的には昨日の続きっぽい感じ.実際の気象予報士からいろいろ話を聞くというのは,なかなか貴重な経験であるような気がする.後半の内容はよくわからなかったけど,周りの人もよくわからなかったみたい.いろいろ方程式を知ることができたことは良かったと思う.


その後は Maths Refresher という講義.何をリフレッシュするのかよくわからないけど,プログラムに参加している学生のバックグラウンドは様々だから数学の復習をしようみたいな講義だった.今日はベクトル解析について扱った.


最後は,昨日の Davis 先生と今日の Shepherd 先生の講義を自分なりに理解しようというグループワークだった.どうやら最終日に発表するらしい.自分のグループでは浅水波の方程式の導出とかとそのシュミレーションみたいなことをやることになった.自分のグループに物理学科出身の人がいたからその人が終始仕切っていた気がする.私の出番はなかった.


夜はプログラムのメンバーと駅前まで一緒に歩いて,ハンバーガーを食べた.グループディスカッションとか,雑談に積極的に参加する,ということはなかなか難しいけど,質問されたら答えるということぐらいは抵抗なくできるようになってきた気がする.英語がへたくそなのは仕方ないとして,話せるときに話そうと思った.ハンバーガーはおいしかったけど,一緒に頼んだワイン(シェアした)と合わせて16ポンド(2300円くらい)だった.物価高いなあ.破産しちゃう.


09月13日(Day 05 / 98)

昨日,実は,仲良くなったマイケル君が失踪というか講義に一切参加しなかったんだけど,今日も姿を現さなかった.何かあったのかな.ちなみに,イギリスに来て初めて太陽を見た日であった.


今日の午前は,昨日と同様,グループワークだった.正直,議論に積極的に参加できたとは言いがたかった.ただ,内容は非常に面白かった:アフリカの子供を学校に6年間通わせようというゲームだった.ゲームの詳細をここに書くと長くちゃうから,気になる人は個別に連絡をください笑.とりあえず,6年間継続して子供を学校に通わせることは難しいんだなあって思った.


午後の最初の講義は,Maths Refresher だった.確率論(の初歩の初歩)と測度論について扱った.確率論を授業を聞いてなかったということもあってあまり好きじゃなかったけど,意外と面白そうな気がしてきた.今後の講義で確率論を扱うから,一度ちゃんと勉強するいい機会な気がする.一応確率論の本持ってきているし.またホームページに挙げられたらいいなあ.


午後の最後の講義は......ちょっとよくわからなかった.これまでと同様に,気象についての話で,シュミレーションとかの話だったけど,スペクトルが~~とか言われても良くわかんないんだよな.スライドの字も小さかったし......そして何より,グラフが何を表しているのか良くわからなかった.あの先生は何を伝えたかったんだろう......


そういえば今日ひさびさに Research gate を開いたら,顔見知りのO大のHさんにフォローされてた.ありがとうございます.ただ,同じ分野の人だけフォローしたいのでフォローは返さないです.すみません.将来分散型偏微分方程式を研究することになったらフォローしたいと思います.あと,ロシアのD先生がarXivに挙げた論文を読んでくれたみたいだ(Research gate には誰が論文を読んだかを知らせてくれる機能があるっぽい).ちょっとうれしいけど,彼女は私と同じ問題に興味がある,ある意味ライバルなので負けないように研究を頑張らなきゃいけないなと思いました.


09月14日(Day 06 / 98)

友人と新橋で飲んでから1週間ですが,とても遠い昔のように感じます.1週間しか経っていないのにね.


午前は雲に含まれる氷晶に付いての講義だった.最初の導入では,雲は水蒸気ではないということからスタートして,なかなか面白い話だったけど,案の定(?)後半はがっつり物理という感じで完全には理解できなかった.参考文献を知ることができたのはいいことだと思う.


午後は流体力学についての講義だった.まず実験をして,その後そのメカニズムについて説明する,といったスタイルだった.密度の異なる二相流体がどのように混ざるかという実験は面白かった.その理論はところどころ近似を用いていたけど,もっと厳密に考えると面白いかもしれない.


夜は卓球バーみたいなところに行った.オプショナルなイベントだったけど,みんな参加していた.ここではピザを食べた.帰ろうかなあってときに別のバーに行こうみたいになった.彼らについていったのは,私は帰り道がわからないためである.早く道覚えなきゃ.私は10時半くらいにほかの人たちと抜けたけど,まだ残っている人もたくさんいた.どんだけ元気なんだよ.

09月15日(Day 07 / 98)

目覚ましをかけずに寝てたので10時くらいに起きた.知らない間に疲れがたまっていたかもしれない.まあふつうに考えて毎日10時から17時まで講義(っぽいの)があるし,寝たのが遅かったしね.


今日のお昼はサンドイッチ.イギリスに来て1週間経つけど,サンドイッチをすでに4回くらい食べている気がする.今日は暖かったので外のベンチで食べた with コーラ.太りそう.


午後のメインイベントはクライミングである.オプショナルなイベントなので,参加してない人もいたけど,ほとんどの人が参加.場所は Reading Clibming Centure だった.インストラクターの指示がところどころ聞き取れなかったのは内緒です.

リンク: Homepage - Reading Climbing Centre



なんか久々に運動っぽいことをした気がする.クライミングの後,ボルダリングがあったけど,握力が弱くなっていたので,あまり楽しめなかった.運動不足......というよりは握力が弱すぎるのかな.トレーニングしなきゃ.


その後,みんなとエチオピア料理のお店に行った.まあまあおいしかった.今日ようやく(?)気づいたけど,だいたいのお店では水は無料で提供されるみたいですね(レディング地区だけかもしれないけど).



いろいろ苦労した1週間でしたが,あっという間だった気がします.バックグラウンドの異なる方々との交流も非常に有益であったように思えます.Kick-Off Camp も後半に差し掛かります.木曜日に発表を控えていますが,発表時間は(一人あたり)5分なので,ちゃんと準備すれば大丈夫かなと思います.長くなってしまいましたが,今回はこの辺で失礼します.

イギリス滞在記 part 0。

今年の9月9日から12月16日までイギリスに派遣されることになりました.今日からだいたい1~2週間に1度のペースで,その滞在記をここに記録しておこうと思います.ちなみに,参加するプログラムの関係上,観光するヒマは全くないと思うので,「滞在記」といってもプログラムに参加した感想や勉強した内容の紹介で終わるような気がします.ご了承ください.


今回参加するプログラムはイギリスのインペリアル・カレッジ・ロンドンとレディング大学が共催する Mathematics of Planet Earth の EPSRC Centre for Doctoral Training というプログラムです.ちなみに,インペリアル・カレッジ・ロンドンの学生として参加します.


URL: Mathematics of Planet Earth | EPSRC Centre for Doctoral Training


このプログラムは博士課程の学生を対象としたプログラムです.本当は数年単位(?)のプログラムらしいですが,今回は Term 1 だけ参加することになりました.Term 1 では,基礎科目(偏微分方程式や数値解析などの基礎)の講義がたくさんあって,Term 2 以降にいろいろ研究をスタートするという感じらしいのですが,私は勉強して終わるだけかもしれません.しかし,専門外の講義を受講することは研究の幅を広げるという点から考えると有益であるように思えます.また,時間に余裕があれば,個人的に先生にアポを取って研究について議論できればいいなと思っていますが,まず英語でコミュニケーションが取れるのだろうかが怪しいです.


さて,滞在記をいろいろ書く前に,ここまでの準備だったり,これからの移動についてまとめておこうというのが,今回の記事の趣旨であります.



【滞在場所の確保について】

去年はドイツのダルムシュタットに2ヶ月滞在していました.その際の滞在場所は,受け入れ先の大学のポスドクの方などが手配してくれたので,何も困ることはありませんでした.しかし,今回のイギリス派遣の場合は,滞在先は自分で確保してねといわれてしまったので大変苦労しました.今回は3ヶ月ちょっとという長い滞在なので,ホテルでの滞在は諦めました(ロンドンは物価が高い).では,学生寮に入れるかなあって思って尋ねてみたところ,契約が1年単位なのでこれも断念.もちろん,アパートも借りることができないので,途方に迷っていました.


そこで,苦肉の策として,Airbnb を通じで民泊することになりました(予定).予定というのは,9月10日から21日まではロンドンではなく,レディングに滞在するためです.というのも,この期間は Kick Off Camp という何やらオリエン合宿のようなものがレディング大学であるからです.この Camp が終了した後,ロンドンに移動するというわけです.はじめての民泊で正直不安しかありませんが,たぶん何とかなるでしょう(?)



【入国に必要な書類】

書類に不備があると強制送還されるので,たとえ日本人であったとしても注意が必要です.6ヶ月未満の滞在だったので,私が見せた書類は以下の通りでした:

・入学許可証(大学発行のもの)

・ATAS Certificate(ちゃんと勉強しますよみたいな証明書)

・Guarantee Letter(滞在にかかる費用はSGUが負担しますよみたいな書類,滞在費用証明書の代わりに)


で,いまこの記事がちゃんと更新されているということは,無事入国できたわけです.入国審査の際,入学許可証にプログラムがいつ終わるのか書いてないよと言われてあたふたしてましたが,Gurantee Letter に今年の12月まで,と書いてあったので事なきを得ました.


さて,レディングに向かうには電車がいいのかなあって思って駅に向かったら,案内のおじちゃんにバスの方がいいよと言われました.私はターミナル5に到着したのですが,その south point の近くにバスのチケット売り場があります.目的地のレディングまでは片道24ポンドで,バス乗り場は 9番です.

というわけで,これからバスに乗ろうと思います.とりあえず今回はこの辺りで失礼します.では.

第40回発展方程式若手セミナーに参加してきた。

8月29日から9月1日まで開催された発展方程式若手セミナーに参加してきた。これは平たく言うと修士や博士、ポスドクなどの若手を対象とした合宿形式の研究集会である。

 

今回の参加は2年ぶり2回目である。前回参加したときの記事は

第38回発展方程式若手セミナーに参加してきた。 - べっく日記

を参照してください。

 

前回参加したときはまだ修士1年でただただ話を聞くだけだったが、今回は発表する機会があったので発表した。聴衆が興味を持ったかどうかはわからないけれども、伝えたいことは伝えることができたので、とりあえずよしとしよう。

 

あと、前回参加したときはちんぷんかんぷんだったけど、今回はある程度わかる発表が多かったように思う。でも、それを研究に応用できるかと言われるとちょっと難しそう。

 

今回なんか残念だったのは、数学の側面だけしか見てない講演者がいたこと。もっと物理的なことなどを説明しないのかなと思ってしまった。数学者だから物理のことは全くわかりません、というのは無責任だと思うんです(戒め)。

 

今回の特別講演は九大の隠居先生で、とても興味深い話だった。以前から、圧縮性粘性流体ではなくて非圧縮粘性流体の場合はどうなんだろうと思ったけど、もうすでにたくさんの結果があるらしい。個人的には、粘性流体ではなく粘弾性体で研究すると面白いんじゃないかと思って質問してみようと思ったけど、機会を逃してしまった。残念。

 

粘弾性体の中に棒を入れて回転させた場合、ワイゼンベルク現象が発生するから、テイラー渦が発生しないと思うんだけどどうなんだろう。そうすると、もしかしたら、従来とは異なる結果を得られる気がする。特に、粘弾性体を記述する方程式は放物型偏微分方程式になるから、そんなに難しい議論は必要じゃないと思うんだよな。気が向いたら研究してみよう。

 

さて、今回一番驚いたことは、ラインを交換したときに「あ、ブログ読んでます!」と言われたことと、意外といろんな人がブログを読んでくれているということですね。びっくり。今後はもう少しちゃんと書くことにしよう。

 

今回はおかげさまで、いろんな大学の方々と交流することができた(と思ってる)。交流を通じて、さまざまなバックグラウンドを知ることができたのはよかったと思う。特に、いま共同研究で取り組んでいる問題の次の問題に対して、いいヒントを得ることができた。Tくんありがとう。

 

最後に、幹事の竹田先生、猪奥先生をはじめ、運営に携わった方々に厚く御礼申し上げます。お世話になりました。

デザインあ展に行ってきた。

気晴らしにデザインあ展に行ってきたので、今回はその報告です。

 

デザインあ」はNHKで毎週土曜日に放送されてる番組です。そのショートカット版は平日の7:30くらいから放送されてます。ピタゴラスイッチとセットで毎朝見てから家を出る、という人も多いかと思います。ちなみに私はそうしてます。

 

デザインあ」は、たぶん子ども向けの番組だけども、それにしてはやたら凝ってるので、好きな番組の一つです。その展覧会が開催されている、ということで日本科学未来館にやってきました。

 

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やっぱり夏休みということもあり、とても混んでた。ただ、思ってたよりも外国人観光客や友達同士、カップルで来てる人が多かったように思います。ちなみに、私は一人で行きました。

 

混んでいるということで、入場には整理券が必要なほど。といっても、チケットを買ってから入場できるようになるまでだいたい40分くらい。その間に常設展とかで十分時間をつぶせることができた。

 

この展覧会の良いところは、ただ見るだけではなく、実際に遊んだり体験したりできるという点にあると思う。遊べるコーナーは子どもでいっぱいだったので、私は遊ばなかった。公式ツイッターを見ると、だいたい午後5時頃から空くらしいので、混んでいるのが嫌な人はそのくらいの時間に行くのがいいかもしれません。

 

そして、なにより素晴らしい点は、写真撮影OKということである。ここでは、私が撮った写真を通じてこの展覧会を紹介しようと思う。

 

 

まずは「観察のへや」。デザインが我々とどのようにつながっているのか、「みる」「考える」「つくる」というステップで展示されている。例えば、お弁当だとこんな感じ。

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また、ここではいろんな「あ」も紹介されてる。

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次に「体感のへや」。ここでは、音楽とぴったりシンクロする映像が展示室の四方、つまり、360°に映し出される。たぶん一番楽しめる展示だと思う。

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最後は「概念のへや」。ここでは、場、時の流れ、ひとの動きを我々はデザインを通じてどのように感じているのか、が展示されている。

 

ということなんだけど、その概念がちょっと難しくて個人的にはよくわからなかった。

 

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これは何だろう…

 

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ながーいネコ。

 

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回転寿し。

 

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分岐寿し。

 

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歯車寿し。

 

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信号寿し。

 

偶然寿し。

 

また、自分が歯車になるコーナーがあったけど、一人で来た人がこれをやるとシュールすぎるので、やるのはやめときました。

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そして、概念のへやを抜けると、お待ちかねの(?)お土産コーナー。展覧会オリジナルの商品が多数。特に「デザインあTシャツ」を買うことができる。私は白のデザインあTを購入した。値段は2000円ちょっと。デザインは、見てからのお楽しみだと思うので、ここであげておくのはやめておきます。

 

 

というわけで、非常に楽しめる展示会でした。デザインあをますます好きになる、そんな展示会でした。もし今度行く機会があれば、空いてるときに行きたいかなと思います。

研究進捗2018/8/16

ひさびさの更新です.なんか気が向いたので,3ヶ月ぶりに研究の進捗を書こうと思います.

<これまでの進捗>
・弊大学のアーリーバードプログラムに採択された.研究費を40万円いただけることになった.6月にもらったけど,すでに15万円くらい使ってしまった.
www.waseda.jp

・レクチャーノートを7つ書いて,それらをホームページで公開した.最近先生が「弱 Dirichlet 問題」ってワードを言ってて,てっきり「弱 Neumann 問題じゃないのか?」って思ってたけど,その認識の誤りを訂正することができたのは良かった.
Memo - Keiichi WATANABE

・共同研究が進み,外部リプシッツ領域におけるストーク半群有界半群になることを証明できたと思う.現在共同研究者に証明をチェックしてもらっているところ.

相転移を伴う圧縮性・非圧縮性二相粘性流体の研究で,両方の領域が有界な場合に,その時間大域可解性を証明することができた.またその論文を書いた.同期に比べるとまだ全然書いていないので,もっと書かなきゃなあ.なんで数学科のD1なのに5本も論文書いているの...?なんか見ていて自分がつらくなってくる.まあでも,自分としては今年度の研究目標は達成できたので,よしとしよう.

・発展方程式若手セミナーの一般講演に申し込んだ.

・若手セミナーのアブストラクト,スライドを完成させた.また,報告集のドラフトを完成させた.

・非ニュートン流体の一種である,Maxwell 流体を記述する方程式が,双曲型ナビエ・ストークス方程式と一致することがわかった.このアイディアをもとに,現状の結果を改善できるんじゃないかって思ってたけど,双曲型の方程式は一般に L_2 じゃないと well-posed にならないと言われた.個人的には,そんなはずはないと思っていたけど,そういう文献を見つけてしまったので,この研究はひとまず諦めることにした.もしいいアイディアを持っている人がいたら一緒に共同研究させてください(?)

・Ornstein-Uhlenbeck 半群が L_2 だとかなりいい性質を持つことがわかった.ただし,今後の研究に役に立つかどうかは不明.

・外部領域における Navier-Stokes 方程式の自由境界問題の global well-posedness の論文を少し読んだ.なんかテクニカルな論文で読みにくかった.アイディア的には Hieber 先生らの論文の方がシンプルでいいと思うんだけど,自由境界だからちょっと違うのかな.でもそんなことはないと思うんだけどなあ.

・論文のPDFを整理し,Mendeley と参考文献リストを更新した.論文のPDFはすぐにたまってしまうので,今後は1週間に一度くらいのペースで更新したほうがいいかもしれない.

・3月に投稿した論文が "Under review" にならないので,1ヶ月前にメールを送ったけど,何の変化もない.次の論文ができてしまったのでふつうに困る.

・特異積分,ベゾフ空間の自主ゼミをした.少し理解が進んだ気がする.

・学科のオリエンテーションに参加した.先生方や学生と交流できて良かった.

・論文が出版された.


<今後の目標>
・論文をチェックして,論文を投稿する.

・9月から12月までイギリスに派遣されるので,頑張る.とりあえず何事もなく無事帰国することを目標としたい.

・圧縮・非圧縮二相流で有界領域・外部領域の研究は始める.アイディアはすでにあるので,頑張って計算して,来年の3月には投稿できるようにしたい.

・共同研究で取り組んでいるやつが終わったら,境界が回転する場合についての研究を始める.昔,H 先生に面白いねと言われたので,頑張って取り組みたい.

・タオ先生の2013年の論文を勉強し,PDFにまとめる.調和解析・実解析を駆使した論文が書けるよう,研究の幅を広げていきたい.


気づけば博士1年としての生活もあと1ヶ月で終わりです.早いなあ.そろそろ今後を見据えた活動をしていかないといけません.とりあえず論文書かなきゃなあ.少し前まで半年に一本論文書けていれば十分と思っていたけどそうも言っていられないようです.はあ.まあ,自分なりに頑張っていこうと思います.では.

夏休みに読みたい漫画4選。

7月も終盤に差し掛かり、学生も社会人も、夏休みも間近って人は多いと思う。

 

では、夏休みどこか出かけようと思っても、連日の猛暑で出かける気が失せてしまうかもしれない。そこで、ここでは、インドアでも楽しめる、漫画を紹介することにして、夏休みの楽しみ方の一つを提案したい。

 

ここでは、「面白い」漫画を紹介したいと思う。特に、ワンピースやコナンといった、めちゃくちゃ長くて面白いものは避け、短いくて面白いけど、それほどメジャーでないものを紹介しようと思う。チョイスは完全に私の好みなので、合わなかったらごめんなさい。

 

1. 神様のバレー

バレーボールの漫画。万年1回戦負けの中学校に実業団バレーボールチームの凄腕のアナリスト(試合分析のプロで、監督に作戦を提案する人)阿月がやってきて、1年で全国制覇を目指す漫画。阿月は中学校の全国制覇と引き換えに全日本男子バレーボールチームの監督を約束され、一生懸命(?)指導して、万年1回戦負けの中学校を鍛え上げていく漫画。

 

スポーツ漫画にありがちな、「友情」「努力」「根性」とは程遠い漫画で、スポーツ漫画っぽくないスポーツ漫画。いかに勝つかにフォーカスされていて、強かな(ずる賢い)作戦がいろいろある。とはいえ、バレーボール未経験者でも楽しめるのがこの漫画のいいところだと思う。個人的には、ハイキューよりも面白いと思う。

 

2. ライアーゲーム

LIAR GAME (1) (ヤングジャンプ・コミックス)

LIAR GAME (1) (ヤングジャンプ・コミックス)

 

この漫画はお金を掛けた「ゲーム」をする漫画。ゲームに負けたからといって賞金が必ずしもマイナスになるわけではないし、逆に勝ったからといって賞金が必ずプラスになるわけではない、というのがこの漫画の面白いところである。ゲームを進めていく上で、交渉力が問われるわけだが、この交渉がなかなか面白い。頭を使わないと読んでもわからないところはあるけれども、デスノートほどではないと思う。この手の漫画は途中グダッてしまうことが多いが、この漫画は最後までしっかり楽しめる、希少な漫画だと思う。

 

実は、10年くらい前にドラマ化されているが、原作(漫画)を読んだことがあるって人は少数な気がする。ドラマはドラマで面白いと思うけど、個人的には漫画の方をオススメしたい。というのも、ドラマと漫画でコンセプトもシナリオもかなり異なる気がする。

 

3. 自殺島

自殺島 1 (ジェッツコミックス)

自殺島 1 (ジェッツコミックス)

 

自殺未遂常習者が無人島、自殺島を舞台に、命と向き合いながら生きていくお話。簡単に言ってしまえば、サバイバル漫画ということになるけど、そんな単純なストーリーではないのが、この漫画の面白いところ。

 

自殺島は国の管轄外の島なので、ある意味無法地帯。そこで、互いがうまく生きていくためにさまざまなルールが出来上がる。「ああ、こういう風にして村ができ、国ができあがったんだな」と思わせられる点もこの漫画のおもしろさの一つ。命の尊厳さ、生きることの意味を(暗に)説いてくれる、そんな漫画。一生に一度は読んでおきたい。

 

4. 瑠璃宮夢幻古物店

瑠璃宮夢幻古物店 : 1 (アクションコミックス)

瑠璃宮夢幻古物店 : 1 (アクションコミックス)

 

不思議な力を秘めたさまざまな古物をテーマとする漫画。一つの古物をテーマに、ストーリーがだいたい1〜2話で完結する漫画。イメージ的にはドラえもんに近いけども、ドラえもんと異なる点は、この漫画の方が人間の腹黒さが現れている点だと思う。ドラえもんの場合は笑えるバッドエンドが多いけども、この漫画の場合は、笑えないバッドエンドが多い。

 

また、古物を通じて、「幸せとは何か」「人間関係の大切さ」などが書かれている気がする。ストーリーの展開が読めそうで読めないのがこの漫画のおもしろさかもしれない。あまりメジャーではないけれども、ぜひ読んでほしい漫画。一度読んだら病みつきになると思う。

 

 

暑い日が続いていますが、体調には気をつけてお過ごしください。では。

蒙古タンメン中本「汁なし麻辛麺」を食べてみた。

蒙古タンメン中本「汁なし麻辛麺」を食べてみた。これはセブンイレブンで発売されているが、売り切れていることが多く、なかなか手に入れることができなかった。

 

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スペックを確認しておくと、

定価: 321円(税込)

熱量: 551kcal(1食350gあたり)

たんぱく質: 17.8g

脂質: 21.3g

炭水化物: 72.0g

食塩相当量: 3.2g

となっている。カップ麺に比べたら健康的な感じはする。

 

開封してみる。

 

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ぱっと見はパスタ。温めてみる。

 

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匂いは中本の麻婆丼な感じ。辛いソースをとりあえず全部かけてみる。

 

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食べてみる……

 

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……

 

 

「あっ、これは中本」という味だった。ふつうにおいしい。辛さはふつうくらい。お店の中本の方がやや辛い感じはする。麺はお店よりも太め。ただ、カップ麺のやつとは違い、麺にもちもち感がある。

 

個人的な感想としては、冷凍食品としてはやや高めだし、あくまでも「汁なし麻辛麺」なので、「北極」のような辛くて汁も味わいたい場合はカップ麺の方がいいような気がした。でも、また食べてみたい、そんな商品であった。